生活習慣病ってどんな病気なの??
身体によくない生活習慣の影響により、発症してしまう病気のことです。
当クリニックでは生活習慣病の中の高血圧・糖尿病・高脂血症・高尿酸血症・肥満などに力を入れて、診療しています。
健康診断などで指摘を受けた方や、普段の血圧が高く気になる方、医療機関を最近受診されていない方など、サポート致します。
生活習慣病は、症状が出ずに進行し、突然の脳出血・脳梗塞・心筋梗塞・大動脈解離などの重大な疾患を発症させ、若くして寝たきりとなる方や亡くなる方がいる病気であり、決して油断することができない疾患です。
現時点で高血圧や脂質異常、糖尿病、高尿酸血症を指摘されている方は、早急に医療機関を受診することを強く推奨します。
いずれの疾患も、あと伸ばしにしても良いことはありません。
治療が遅れれば遅れるほどコントロールもつきにくくなり、悪化する一方となります。
当院は健康診断で指摘された生活習慣病に対して、生活習慣のアドバイスをさせて頂きます。必要と判断した場合は、薬物療法も併用致します。
ご心配な方は、早めのご相談をお勧めいたします。
高血圧は自覚症状がほとんどないのですが、放っておくと動脈硬化の進展のみならず心筋梗塞や脳卒中のような重篤な疾患を引き起こすことになります。
早いうちに治療を行い、130/80mmHg未満の血圧コントロールをしていくことが大切です。
そのためには、適度な運動や減塩などの生活習慣の改善や薬物治療が必要で、当医院では、生活習慣病外来として、患者様に合わせたアドバイスや治療を行いながら、患者様の安定した血圧コントロールのための治療を行っています。
食生活の変化から、若くして高血圧を認める方が多くなってきています。
特に高齢者の脳出血の罹患率は減少傾向となっていますが、現代は40~60歳の方の脳出血が増加しています。
原因は、男性は90%前後が未治療の高血圧症、女性は60%程度が未治療の高血圧症と言われています。
また、心筋梗塞や狭心症も若年者で増加しており、早期認知症発症のリスクもあります。
食べ物に含まれるブドウ糖はエネルギーとして利用されます。
しかし、糖尿病ではインスリンが出ないかあるいはインスリンの作用が弱いことによりブドウ糖をうまく体内で利用することができず、血糖値が高くなります。
このような状態が長く続くといろいろな合併症を発症することになり、早期の治療が必要です。
糖尿病も治療が遅れれば遅れるほどコントロールが難しくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの他、失明や腎不全、重症感染症で肺炎や足の切断などのリスクもあります。
食事や運動、体重コントロールが非常に大切ですが、糖尿病が進行しているケースでは内服やインスリン療法が必要となります。
健康診断で医療機関受診を強く勧められている方は、医療機関をすぐに受診し、生活指導や治療導入を早期に開始することを強く勧めます。
また、健康診断で数値が気になる方も、当院はご相談いただければ、アドバイスをさせていただきます。
血液検査で総コレステロールが220mg/dl未満、悪玉コレステロールと言われているLDLコレステロールは120mg/dl未満、中性脂肪は150mg/dl未満、善玉コレステロールと言われているHDLコレステロールは40mg/dl以上の値であれば問題はありません。
現代では運動不足にもかかわらず、グルメ志向の方も多いことから、この値が崩れてしまっている方が多く見受けられます。
高脂血症は、動脈硬化を進め高血圧や脳梗塞、心筋梗塞の発症。慢性腎臓病の進行、早期認知症につながります。
近年は、健康診断で中性脂肪がかなり高値であっても放置される方おりますが、LDLコレステロールと同じく、脳血管・心臓血管障害を起こします。また、急性膵炎発症のリスクや慢性的に持続する肝機能障害から肝硬変(非アルコール性肝硬変)となる方もおられ、決して軽視することができません。
同じく生活習慣や運動療法が基本となりますが、家族性の脂質異常がある方はそれだけでは改善することが困難なことが多く、早期に治療を開始する必要があります。
尿酸値が高いと、痛風発作(足の親指付け根の激痛)の原因となるだけでなく、高血圧、尿路結石症、動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)、慢性腎臓病(透析)などの重大な合併症を発症することがあります。
自覚症状がなくても油断禁物です。
特に、高血圧・糖尿病・腎障害・肥満の方はリスクが高く、治療を必要とします。